PS4にデータ破損が起こってしまった場合の対処法と備え
PS4で時折見られるトラブルとして「データが壊れてしまう」ということがあります。
原因は故障から不具合など様々ですが、大事なデータが消えてしまうのはやっぱり理由はどうあれ落ち込んでしまうでしょう。
今回はそんな壊れてしまったデータが出てしまった場合の対処法についてを記述させて頂きます。
▼データ破損の種類と原因
PS4のデータ破損は大体
・ゲームアプリケーションのデータが破損する
・ゲームのセーブデータが破損する
の二種類に分けられます。
・アプリケーションの破損
ダウンロード及びインストールしたゲームデータ自体が破損し、ゲームが起動できなくなってしまうという事案です。
原因は主に
・HDDの故障
・ゲームディスクからのインストール失敗
・ゲームデータのダウンロード失敗
が挙げられます。
・セーブデータの破損
自分が記録していたゲームのセーブデータが何らかの原因によって破損してしまい、自分のゲームデータが参照できなくなってしまうという事案です。
原因は
・HDDの故障
・予期せぬエラー
が挙げられます。
▼データ破損が起こってしまった際の対処法
ゲームデータやセーブデータが破損してしまった場合にはどうしたら良いのか、ちゃんと復旧するのかの説明をさせて頂きます。
・ゲームデータが破損した場合
ゲームデータの破損時は比較的簡単に復旧が可能です。
まずは破損してしまったゲームデータを削除してしまいましょう。
壊れてしまったゲームアプリケーションにホーム画面よりカーソルを合わせ、コントローラーの「OPTION」ボタンを押します。
出てきたメニュー画面より「削除」を選択し、ゲームアプリケーションをPS4上から削除します。
続いて、PSN Storeにアクセスするか、ゲームソフトのディスクを持ってきて、再び当該ゲームのアプリケーションをPS4にダウンロードします。
その際、再びゲームアプリケーションが破損してしまうのを避けるために、ネット回線の速度や状況、ゲームディスクの汚れや傷を確認しておきましょう。
ダウンロード終了後、当該ゲームを起動し、正しく遊べるかどうか試運転を行ってください。
ゲームが正しく遊べるなら、復旧成功です。
・セーブデータが破損した場合
セーブデータの破損は若干面倒です。
インターネット上のゲームサーバーにセーブデータが保存されるオンラインゲームならまだしも、ローカルなセーブデータのみを使用するゲームの場合は、復旧に条件がついてしまいます。
ゲームのセーブデータが破損している場合、ゲームの開始時に「データが壊れています」との警告文が表示されます。
そして、セーブデータを削除するかどうかの質問がされます。
「ファンタシースターオンライン」などのオンラインゲームなら、ゲームのローカルセーブデータの他にサーバーに保存されているデータがあるため、ここで削除をしても大丈夫です。
ローカルのゲームデータを削除し、ゲームを起動してネットに繋げば、ゲームサーバー上のセーブデータを参照して通常通りにゲームを始めることが出来ます。
時間は通常起動時よりかかってしまいますが、確実にセーブデータの復旧は可能です。
しかし、基本オフラインで遊ぶRPGやアクションなどのゲームのセーブデータはそうはいきません。
これらのゲームのセーブデータは本体HDDに保存されているものであり、PS Plus加入特典である「オンラインストレージ」にセーブデータをバックアップしていない限りはゲームデータは戻ってきません。
オンラインストレージにセーブデータを残している場合の復旧方法は以下の通りとなります。
1.アプリケーションを終了する
「データが壊れています」という警告文を出しているアプリケーションを終了してください。
出来るなら破損したセーブデータを削除する前に終了しましょう。
2.ホーム画面で「OPTION」ボタンを押してメニューを出現させる
ゲームのセーブデータが壊れてしまったアプリケーションにカーソルを合わせて「OPTION」ボタンを押し、メニュー画面を出しましょう。
3.「セーブデータをアップロード/ダウンロードする」を選ぶ
メニュー画面の一番上、「セーブデータをアップロード/ダウンロードする」を選び、進めます。
すると、「セーブデータをアップロード/ダウンロードする」の画面に進みます。
左側が現在HDDにあるデータで、破損している場合は「破損データ」などと表示されているでしょう。
右側に表示されているのがオンラインストレージに保存してあるセーブデータです。
4.セーブデータを「選んでダウンロードする」
カーソルを右側のメニューへと動かして、「選んでダウンロードする」を選びましょう。
進めると、ダウンロードしたいセーブデータの選択画面が表示されます。
壊れてしまったゲームのセーブデータを選択し、「ダウンロード」を押せばダウンロードが開始されます。
本体ストレージのセーブデータは既に破損してしまっているので、安心して上書き保存をしてしまいましょう。
以上でセーブデータが復旧出来ると思います。
ゲームを起動してみて、正常にゲームが遊べるなら復旧完了となります。
尚、アップロード当時のデータが参照されるため、場合によってはセーブデータの時間が多少巻き戻ることがあります。
それを了承の上で復旧を行ってください。
▼ゲームデータの破損に備えて
ゲームデータが破損してしまうのはあまり無いことですが、いつ予期せぬエラーやバグなどで引き起こされてしまうのかわからない事案でもあります。
そのため、普段からやっておけるゲームデータ破損に備えた動きを説明します。
・PS4の電源オフはちゃんとした手順で行う
PS4のセーブデータ破損などは、HDDの故障によって引き起こされることがあります。
HDDはPS4の記憶装置なので、ここが壊れてしまうと当然PS4は記録を行えなくなってしまいます。
また、HDDは非常にデリケートな精密機器なので、HDDの読み取り中や書き込み中に急に電源が落とされてしまうと、故障してしまうこともあるのです。
PS4は必ず、電源オプションから電源を切り、電源ランプが完全に消灯したのを確認してから電源コードを抜くようにしましょう。
・ゲームの終了は正しい手順で行う
ゲームの終了もちゃんと行わないとゲームデータやセーブデータの破損を引き起こします。
ゲームをPSボタン長押しのメニューから終了せずに、ゲームディスクを排出することで強制終了する、PS4を強制終了させてゲームを終わらせるなどの方法でゲームを打ち切ると、ゲームデータの破損を起こしてしまうことがあります。
更にゲームデータのセーブ中にゲームを切断、PS4の電源を切るなどの行為をすると、セーブが正しく行われずセーブデータの破損を招いてしまうこともあります。
ゲームの終了もしかるべき手段を以て行いましょう。
・PS Plusに加入
これは有料コンテンツなので強制ではありませんが、ゲームのセーブデータをバックアップしておけるPS Plusへの加入はしておくと安心が出来ます。
PS Plusに加入しておけば、USBなどの記録媒体を持っていなくてもゲームデータのバックアップが行える上、自動アップロード機能で逐一セーブデータを最新の状況で残しておけるのです。
尚、自動アップロードの設定は設定の「アプリケーションセーブデータ管理」より行えます。
このアプリケーションセーブデータ管理より、「自動アップロード」欄を選択すると、自動アップロードの設定画面に入れます。
全てのセーブデータに「自動アップロードを有効にする」とチェックを入れておけば、最新のデータをオンラインストレージに保存しておけます。
非常に便利なので、PS Plusに加入している場合は是非とも使っておきましょう。
・バックアップを取る
USBなどの記憶媒体を持っていれば、それらへとセーブデータを保存しておくことでゲームデータのバックアップを取ることが可能です。
ただしこちらは逐一手動でバックアップを取ることになりますので、若干面倒なのは否めません。
更に、参照するデータが古ければ、データが巻き戻ってしまうこともあります。
バックアップの方法については、当サイトの「いざという時のためにPS4のバックアップ方法」を参照してください。
▼頻繁にデータの破損が起こる場合
何度復旧してもデータの破損が引き起こされてしまう場合は、何らかの原因でHDDが故障してしまったことが考えられます。
その場合HDDの故障をどうにかしないといたちごっことなりますので、速やかにHDDを交換するか、ソニー公式のオンライン修理サービスに申し込みましょう。
▼まとめ
PS4のデータ復旧は準備さえしていればすぐに可能であり、ある程度のデータを削除しても治すことが出来ます。
ただし、PS Plus加入を行っていなかったりなどでバックアップを取っていないゲームデータに関しては復旧することが出来ませんので、普段からしっかりと備えておくことが大事です。
また、何度もデータ破損が起こってしまう本体はHDDの故障が考えられるので、HDDの修理交換を行って正常な状態へと戻しましょう。
ライター kanさん 20代 女性
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