不正なソフトウェアを使用したPS4について
PS4などのゲームハードを中古で購入することは少なからずのリスクを伴います。
すぐに壊れてしまったり、初期不良品を掴まされることもあるでしょう。
最悪、とある事情で自身のアカウントが停止させられることがあります。
今回は、そのとある事情「前の持ち主による不正ソフトウェアの使用」による事案を紹介します。
▼「不正なソフトウェア」とは?
不正なソフトウェアとは、いわゆる「カスタムファームウェア」「改造されたソフトウェア」を差します。
ゲームデータを抜き出して不正に起動させる「エミュレーター」を使用することや、「チートコード」を使用してゲームデータを改ざんして遊ぶことも「不正なソフトウェアを使用した」ということになります。
数年前に話題になった「マジコン」などもこの不正なソフトウェアの一つとなります。
ソニーはこれらの不正なソフトウェア使用に関して非常に厳しく取り締まっており、2011年2月17日より公式で
・違反が認められたゲームハードは保証修理サービス適用外となる
・PSNアカウントの凍結及びアクセス遮断
という処分を下すことを明らかにしています。
▼中古で本体を購入した際のとばっちり
上記ソニーの厳しい処分は、不正なソフトウェアを使用した本体のユーザーに向けられるものです。
だから「自分たちには関係ないよね?」と思っている人も居るでしょう。
しかし、そこに落とし穴があります。
先程も記述しましたが、ソニーの厳しい処分は「不正なソフトウェアを使用した本体のユーザー」にされるものなのです。
つまり、中古品で購入したPS4に不正ソフトウェア使用の痕跡が認められれば、中古で購入して使用したユーザーのアカウントまでBANされてしまうのです。
自身が実際に使用しているかしていないかというのは関係なく、本体が一度でも不正なソフトウェアを使用していれば、その本体を使用していたユーザーは厳しい処分を下されてしまうのです。
PS3での話となりますが、とあるオークションサイトで個人から中古PS3を購入したユーザーが、突然アカウントが凍結させられ、セーブデータや購入したゲームソフト、トロフィーなどが全てパアになってしまうという事例もあります。
その原因が、購入した中古PS3内に残された不正ソフトウェアの痕跡であったということです。
購入したユーザーは本体を初期化してソフトウェアをクリーンインストールしたと言っていましたが、ユーザーからは見えない内部に痕跡は残っているのです。
不正なソフトウェアは一度使用すると、完全に烙印を押されてしまうのです。
・不正なソフトウェアを使用した本体を購入してしまったら?
すぐにその本体を手放してください。
しかし、本体はオークションサイトで売却したり、店舗に売却したりしないでください。
本体を売却すると、他のユーザーが被害を被る場合があるからです。
売却ではなく、廃棄の方向で手放してください。
後、出来ることはありません。
アカウントが凍結されないように祈りましょう。
▼不正なソフトウェアを使用した中古品を購入しないためには?
残念ながら、不正なソフトウェアを使用したかどうかは外見ではわかりません。
勿論、分解してもわかりませんし、PS4のどのデータを見てもユーザーからはわかりません。
端的に言ってしまえば、ほぼ防ぐ手立ては無いと言っても良いでしょう。
せめてもの抵抗として、オークションサイトなどで中古のゲームハードを購入することは避けてください。
オークションサイトは言い方が悪いかもしれませんが「魔境」のような場所です。
出品されている本体も清濁入り混じった状態となっています。
中には堂々と改造品や不正ソフトウェアを使用した本体を、商品の説明に記載せず出品している場合もあるのです。
中古ゲームハードの購入は、信頼のできる場所からのみ行った方が良いでしょう。
中古のゲームハードの販売店舗は、不正改造された本体や不正ソフトウェアを使用した本体を買い取り拒否することがあります。
そのため、普通にオークションサイトなどで個人より本体を購入するより、綺麗なゲームハードを購入しやすいのです。
▼まとめ
中古でのゲームハード購入はリスクを伴います。
本体故障の恐れだけでなく、下手な中古はアカウント凍結の危険性もあるのです。
しかし、個人売買ではなく、信頼の出来る中古販売店舗より行えばそのリスクはぐっと低くなるということを付け足しておきます。
ライター kanさん 20代 女性
『PS4のジャンク品ががご不要になりましたら当店の買取サービスをご利用下さい。』
創業10年目の合同会社スタビリティが責任を持って買取査定させていただきます。