PS4のスタンバイモードについて

PS4は省電力モードである「スタンバイモード」が使用することが出来ます。

 

今回はそのスタンバイモードの詳しい仕様について説明します。

 

 

▼「スタンバイモード」とは?

 

 

「スタンバイモード」とは、PS4の電源オプションの一つです。

 

PS4の電源を落とさず最低限の電力のみで起動するためのモードとなっています。

 

平たく言ってしまうと、パソコンなどにおける「スリープモード」と同意義となります。

 

 

スタンバイモードを起動すると、PS4の電源ボタンなどの電源の状態を示すライトが「オレンジ色」になります。

 

 

起動すると出力されている画面は消えて、コントローラーでの操作を受け付けなくなるので、一見電源を落としているような雰囲気となります。

 

しかし、実質は電源を落としているわけではないので、ゲームを起動したまま一時中断しておくことも可能ですし、ダウンロードを進行させることも、コントローラーの充電も行うことが出来ます。

 

消費電力も通常状態で起動しておくより低減しますので、長時間PS4を操作しないがコントローラーを充電したい際や、ゲームやアプリケーションのダウンロードを行いたい時などに使用することが可能となっています。

 

 

また、PS4はあくまで電源を切っているわけではありませんので、スタンバイモードから通常の起動状態への復帰は早くなります。

 

通常、電源オフ状態から電源をオンにしてホーム画面に至るまでの時間を実際に計測すると、おおよそ35秒くらい(筆者のPS4環境では)でした。

 

それに対して、スタンバイモードからPS4ホーム画面への復帰時間はおおよそ15秒から20秒くらい(筆者のPS4環境では)でした。

 

 

 

・スタンバイモード起動前に確認しておく設定

 

スタンバイモード中の仕様は設定内の「省電力設定」にある「スタンバイモード中の機能を設定する」にて変更することが可能です。

 

 

 

設定には以下の画面のような項目があり、好きな機能を取捨選択しておくことが可能です。

 

 

「USB端子に給電する」を「常に」か「3時間」にすると、スタンバイモード中にUSB端子を利用してコントローラーを充電しておくことが可能です。

 

「インターネットに接続したままにする」にチェックを入れると、スタンバイモード中にシステムソフトウェアアップデートやアプリケーション等のアップデート、購入したゲームのダウンロードなどが行えるようになります。

 

その下にある「ネットワーク経由でPS4の電源を入れられる」にチェックを入れると、「PS App」や「接続したPS Vita」経由でPS4をスタンバイモードから通常起動状態にすることが出来るようになるのです。

 

また、同様に「SpotifyからPS4の電源を入れられる」にチェックを入れると、「Spotify」のアプリから電源を入れられるようになります。

 

「アプリケーションを一時中断したままにする」にチェックを入れておくと、スタンバイモード起動時にアプリケーションが終了されずに中断状態となり、アプリケーションをすぐに起動して続きをプレイできるようになります。

 

スタンバイモードを利用するなら、ほぼ全てチェックを入れておくと便利になりますが、必要のない機能のチェックを外しておいてもいいでしょう。

 

 

尚、これら全てのチェックを外し、USB端子への給電を「オフ」に設定すると、スタンバイモードにすることが出来なくなります。

 

スタンバイモードが起動できない場合は、こちらの設定をチェックしてみてください。

 

 

 

▼スタンバイモードのデメリット

 

上記の通り、スタンバイモードには設定しておくと大きな利点がいくつかあります。

 

ですが、スタンバイモードでの起動はいいことばかりではありません。

 

以下はスタンバイモードを起動しておくことで起こるデメリットについて説明します。

 

 

 

・電源を切っているわけではないため、電源コードが抜けない

 

 

スタンバイモード中は完全に電源を切っているわけではありません。

 

つまり、電源はオンの状態のままで、PS4は起動中です。

 

そうなると電源コードを抜くことは出来ません。

 

電源コードを抜く=PS4の強制終了となり、正常な終了手順が踏めなかったこととなってしまいます。

 

それは本体やHDDへ大きな負担をかけることであり、PS4本体の寿命を短縮させる原因となります。

 

勿論、それが原因で本体やHDDの故障、データやアプリケーションの破損を招くこともあるのです。

 

スタンバイモード起動中はPS4を移動させることは出来ないのです。

 

 

 

・突発的な強制終了に弱い

 

スタンバイモード中に停電が起こった場合、家庭のブレーカーが落ちた場合に非常に弱くなります。

 

スタンバイモードは前述の通り電源を切っていないため、停電などによって電源が強制的に落とされたという判定となり、データや本体に大きな負担をかけることになります。

 

 

 

・処理の遅延や不具合の発生を招く

 

 

PCもルーターも、長時間ずっと起動していればいずれ本体に負担がかかり、挙動が遅くなったり不具合を起こしたり、最悪正常に働けない状態になったりするでしょう。

 

PS4も同様です。

 

ずっとスタンバイモードで起動し続ければいずれ基盤内に静電気が溜まるなどの要因で不具合を起こしたり、長時間の起動による負担で処理が遅くなったりするのです。

 

最悪スタンバイモードから復帰することが出来ず、強制的に電源を切らねばならない、という事態にも陥りかねません。

 

その場合は、PS4の電源ボタンを長押しし、PS4の電源を強制的に落とす以外に方法は無くなってしまいます。

 

 

勿論そうなると起動していたアプリケーションは強制終了、保存していないありとあらゆるデータは失われてしまいます。

 

 

ですが、こまめに電源を切ったりしていれば全く問題はありません。

 

スタンバイモードばかりを多用している人は、時には電源を切ってPS4を休ませることもちゃんと検討しましょう。

 

 

 

▼スタンバイモードから復帰が出来なくなったら?

 

時折、スタンバイモードから復帰が出来なくなるという不具合が確認されています。

 

前述項での通り、その場合は最早PS4の電源を一度切るしか方法はありません。

 

PS4の電源ボタンを長押しして、PS4を強制終了しましょう。

 

 

この際、PS4へ多大な負担をかけることになりますので、電源コードを抜いての強制終了を行わないようにしてください。

 

電源を切ったら、再度PS4の電源を入れましょう。

 

PS4の電源を入れると、セーフモードに移行する場合と、通常通りに起動する場合とがあります。

 

 

 

セーフモードに移行したら「PS4を再起動する」を選んで再起動をかけてください。

 

通常起動した場合も、一度再起動をかけてから様子を見てみてください。

 

 

また、どちらにせよ復帰した場合は、システムソフトウェアのバージョンを確認し、アップデートが無いかどうかをチェックしてください。

 

 

 

 

・セーフモードループのバグが起こってしまった場合

 

稀に、スタンバイモードから復帰が出来ず、強制終了をかけた後からセーフモードに移行し、セーフモードからの復帰が出来なくなるという「セーフモードループバグ」が起こることがあります。

 

 

このバグが起こってしまった場合は、一度PS4を電源ボタン長押しで強制終了し、完全に電源が切れたら電源コードを抜いてしばらく放置した後に再起動をしてみてください。

 

それでも復帰しない場合は、セーフモードで出来ることを一つ一つ試してみるしかありません。

 

順番は「再起動→システムソフトウェアアップデート→データベース再構築→設定を初期値に戻す→初期化」です。

 

どうしても改善しないなら、最終的には初期化をすることになります。

 

 

また、何をやってもバグが治らない場合は、長時間のスタンバイモード放置やPS4の強制終了が原因で内部の基盤等に重篤なダメージを負ってしまった可能性が出てきます。

 

そうなるとユーザー側ではどうにもできませんので、ソニー公式のオンライン修理サービスに相談・修理をする必要があります。

 

 

 

▼まとめ

 

スタンバイモードは便利な反面、デメリットも確かに存在します。

 

場合によってはPS4へ大きな負担をかけるということもあるでしょう。

 

適度に使用しつつ、適度に電源を切る必要があるということを念頭に置いておいてください。

 

ライター kanさん 20代 女性

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