PS4ディスクイジェクトバグ及びピピピバグの原因と対処法
PS4はかなり高性能なゲームハードである反面、不具合が多いことでも知られます。
特にCUH-1000のような初期型は非常に不具合が多く、今回紹介する「ディスクイジェクトバグ」「ピピピバグ」もその一つです。
「故障か!?」と勘違いしてしまうこともあるこの二つのバグ、PS4の買い替えを検討する前にいくつかの対処法を試してみてください。
▼「ディスクイジェクトバグ」「ピピピバグ」とは?
初期型のPS4に起きることがあると言われる不具合です。
名称は公式ではなくネットで言われている通称で、どちらもほぼ同じ不具合を示しているため、どちらを使用しても大丈夫です。
PS4のディスク排出ボタンが誤作動を起こし、ディスクが勝手に排出されてしまうという症状が出てしまいます。
もしくは、ディスク排出ボタンが何もしていないのに反応をし続けて、ずっとディスクを排出する「ピピピッ」という音が鳴り続けるといった不具合です。
発生するとゲームプレイ中にゲームソフトが突然勝手に排出され、ゲームが強制終了してしまうという重大な問題が起きます。
ディスクを使用してゲームをプレイするパッケージ派には致命的な大問題です。
セーブしていなければ勿論ゲームプレイはパーとなってしまいますし、オンラインプレイ中なら当然突然切断です。
繰り返し発症してしまえば、ゲームプレイなどまともに出来なくなってしまうでしょう。
ちょっとタイミングやPS4使用時の場所が悪ければ、排出されたソフトが落下して傷がついてしまうことだってあり得ることです。
更にPS4に電力が供給されていれば電源オフでも不具合発生と同時に電源がオンになり、ホーム画面に遷移してしまいます。
つまり、意図しないタイミングでPS4を起動してしまうのです。
夜中でも突然「ピピピッ」という音と共にPS4が起動したり、誰もいないはずの部屋の中でも「ピピピッ」という音と共にPS4が起動し、そのままつけっぱなしになってしまうという事態に陥ります。
電源をつけっぱなしにするのはPS4にも電気代にも良くありません。
・原因は「静電気」?
この不具合はどちらも基本的に人体の静電気によって引き起こされるものであると結論付けられています。
CUH-1000系統の初期型PS4の電源ボタン、ディスクイジェクトボタンは人体の静電気に反応して起動するものです。
ポチッと押すのではなく、触れると起動するといった形式のボタンが採用されているのです。
そして、何らかの原因で本体に残ってしまった静電気にボタンが反応し、誤作動を起こす。
それが不具合の正体です。
大半の原因は静電気によるものですが、時折排熱や接触不良によるものもあるとされています。
一概に静電気のせいだけで引き起こされる不具合ではありませんが、大体の場合は静電気が悪さをしているものなので、今回紹介する対処法は「静電気」が悪さをしていることを前提として説明を行います。
▼ディスクイジェクトバグ及びピピピバグの主な対処法
PS4に留まってしまった静電気が原因で、ゲームプレイに致命的な影響を及ぼす不具合。
旧型PS4をジャンク品や中古品として購入し、使用している場合も陥ることがあるでしょう。
以下に静電気が悪さをしてしまった場合にどのような対処を行った方が良いのか、対処法を紹介します。
・PS4を縦置きする
PS4を縦置きで使用します。
画像のPS4はCUH-2000なので、専用スタンドが無いと安定しませんが、CUH-1000シリーズなら縦置きでもある程度安定します。
縦置きにしただけでピピピバグが改善する例は多数報告されていますので、まずは縦置きしてみましょう。
・掃除
PS4の清掃を行ってください。
PS4に付着した埃を取り除き、帯電を防ぐのが目的です。
その際、電源コードやケーブル類は一旦取って、しっかりとメンテナンスしましょう。
・電源コンセントを抜く
電源ケーブルを長時間接続したことで、PS4本体が軽く帯電しているという可能性もあります。
一度PS4の電源を完全に落とし、電源コードを抜いてしばらく放置してみましょう。
その際、電源ボタンやディスクイジェクトボタンに残っている電気を逃がすため、一度ボタンに触れておけばモアベターです。
放置する時間は長い程良いので、出来るだけ長時間待ちましょう。
使わない時は電源をオフにし、電源コードを抜いておくということも発生させないための予防法となるでしょう。
・PS4裏のゴム足を抜く
PS4の裏側には滑り止め防止なのか、ゴム足がついています。
このゴム足、なんと着脱可能です。(CUH-1000番台は着脱が難しいので注意が必要)
しかし着脱可能であるが故に、このゴム足の隙間などには埃が溜まりやすいという欠点があります。
なので、ゴム足を外して掃除してみましょう。
・金属製ラックから降ろす
金属製のラックに乗せてPS4を使用していると本体が帯電しやすくなってしまい、不具合が起きてしまうこともあります。
金属製のラックから降ろして使用する、もしくはラックに直接置かず、何らかのものを挟んで置くなどの対処を行ってみてください。
▼ディスクイジェクトバグ及びピピピバグを起こさないために
一度起こると面倒な不具合でもあるディスクイジェクトバグ&ピピピバグ。
それらを起こさないためにどのような予防法があるのか。
以下に紹介します。
・使わない時は電源コードを抜く
電源コードをコンセントに挿入しているだけで、PS4には電気が徐々に帯電します。
そのため、PS4をスタンバイモードなどにして常時電源コードを接続している場合はより不具合が起きやすくなります。
PS4を使用しない時は電源を完全に落とし、電源コードを抜いて自然放電を促しましょう。
・こまめに掃除をする
PS4に埃が詰まると帯電しやすくなります。
簡単にでもこまめにPS4を掃除し、埃を取り除いておくことが大事です。
ちなみに、掃除の際には「除電効果付き」のブラシなどを使用すると尚良いでしょう。
・部屋を適度に加湿する
冬や秋などの乾燥する季節の場合、静電気が起きやすく帯電しやすくなっています。
それを防ぐためには、部屋の湿度を調整するのが手っ取り早いです。
静電気を予防するためにも、部屋の湿度にはある程度気を配ると良いでしょう。
▼まとめ
ディスクイジェクトバグ及びピピピバグは、新型の物理式ボタンになったPS4では起こらない不具合です。
ジャンク品や中古品で購入した、または初期からずっと使用しているCUH-1000系統でしか起こり得ないものです。
大半の原因は静電気にあるため、静電気対策を行えば現象は収まりを見せてくれる時もあります。
故障や買い替え時期を疑う前に、上記の内容を基に色々試してみることをおすすめします。
ライター kanさん 20代 女性
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