初期型PS4で起こる不具合、ブルーライトデスと対処法
「ブルーライトデス」という言葉をご存知でしょうか。
これは古い型番のPS4に多い不具合であり、旧式のPS4を使っている人や中古のPS4を購入した人間を悩ませる現象です。
本体の故障や初期不良などの理由で起こることが大半なのですが、場合によっては環境を変えたりするだけで改善することもあります。
今回はそんな「ブルーライトデス」について説明させて頂きます。
▼「ブルーライトデス」とは?
「ブルーライトデス(英語綴り:Blue Light Death)」とは、主に初期型のPS4に起こりやすい不具合です。
PS4の電源ボタンを押して起動しても、本体の電源ランプが青点滅を続けるだけでテレビやモニターに出力されない状態のことを言います。
基本的に近年の新しい型番のPS4には起こらず、CUH-1000などの初期型PS4をジャンク品などで購入した際に報告されています。
その原因は
・本体の初期不良
・本体の故障
・本体とテレビの接続方法
・本体とテレビの接続相性
・テレビのタイマーなど、接続機器に干渉や連動を起こす機能
が挙げられます。
尚、「ブルーライトデス」という言葉はソニー公認の言葉ではなく、ネット上で広がった俗称となっています。
この現象の正式名称は不明なので、基本的にブルーライトデスで通じるものであるとは思いますが。
▼ブルーライトデスへの対処法
いきなりブルーライトデスに陥った際、何が原因でブルーライトデスが起こったのかはわからないものです。
なので、本体の故障なのか、初期不良なのか、はたまたテレビとの相性や接続方法に問題があるのか、判別しなければなりません。
その確認方法を手順を追って説明させて頂きます。
以下の手順を踏むことで、PS4がブルーライトデス状態から復帰することもあるので、是非とも行ってみてください。
・接続方法を確認する
接続方法が問題で起こされている可能性があります。
同梱のHDMIケーブルを使用していない場合は同梱のものを使用して再接続して起動してみてください。
それでも映らない、または同梱のHDMIケーブルで起こってしまった場合は、端子部分の不具合かもしれません。
別のHDMIケーブルを使用して接続を行ってみましょう。
ブルーライトデス状態になった場合は、とにかくまずはHDMIケーブルの不具合や相性を疑ってみてください。
また、HDMIセレクターや分配器などの危機を使用している場合、それらを取り外して直接テレビとPS4を接続してみてください。
PS4の映像出力はかなり美しく、質の良い物なのですがデリケートです。
ちょっと何かを介すだけで映像が映らなくなってしまうこともしばしばなのです。
PS4は直接テレビに繋ぎましょう。
・テレビやモニターを変更する
テレビとPS4の相性が悪い、もしくはテレビ側のファームウェアアップデートで相性が悪化した可能性があります。
接続するテレビを変更して起動してみてください。
もし別のテレビでは画像が映る場合、テレビ側との相性が原因に挙げられてしまいます。
不具合が起こったテレビでは接続を避けた方が無難です。
・解像度の問題
テレビの解像度とPS4の解像度が合っていない可能性があります。
PS4をセーフモードで起動し、解像度を変更しましょう。
セーフモードの起動方法は以下の通りです。
1.電源ランプが消灯していることを確認してから、電源ボタンを長押しする
2.一度目の「ピッ」という音が鳴っても電源ボタンを離さず、二度目の「ピッ」が鳴ったら電源ボタンから手を離す
3.PS4のコントローラーを本体とUSBで繋いでPSボタンを押し、ペアリングする
以上の方法でセーフモードが起動すると思います。
無事起動したらセーフモードで「解像度を変更する」を押して、解像度を変更してみてください。
再起動後に映像が出力された場合は、先程までの解像度がテレビに合っていなかったということが結論付けられます。
また、セーフモードで解像度を変更した場合、解像度は480pとなります。
後程「設定」にてテレビにあった解像度に変更を行ってください。
また、電源ランプは白なのにセーフモード画面がテレビに映らない場合は、まだ解像度の影響を受けているということになります。
その場合、セーフモードは起動していますので、コントローラーのPSボタンを押してから少し待ち
1.方向キーの下1回
2.〇ボタン1回
3.〇ボタン1回
の操作を行ってみましょう。
これでセーフモードにて「解像度を変更する」を選択し、決定できるということになります。
・テレビ側の機能をオフにする
テレビのタイマーでの電源オフや、省電力機能へ勝手に移行するパワーセーブ機能など、接続機器にも影響するテレビの機能がPS4の調子を悪くさせることがあります。
そのような機能でいきなりテレビとの接続が切断されたりすると、デリケートなPS4はブルーライトデスを起こして動かなくなってしまうこともあるようです。
PS4で遊ぶ際は、突然テレビやモニターの電源が落ちるような機能、スタンバイ状態になる機能などは切っておくのが吉でしょう。
・修理に出す
以上どの動作を行ってもブルーライトデスが改善されない、及び何度も同じ現象が起こる場合は、本体の初期不良か故障が疑われます。
速やかにPS4を修理に出したり、ソニーのオンライン修理申し込みを行ったりしましょう。
▼ブルーライトデスを予防するには
初期型や中古のジャンク品のPS4を使っている人には、いつ起こるかわからない恐怖の現象であるブルーライトデス。
そんなブルーライトデスの予防法を説明します。
ただし、以下はあくまで予防法です。
それらの方法が確実にブルーライトデスを防御できるとは限りませんのでご了承ください。
・購入時に気を付ける
ブルーライトデスは基本初期型(CUH-1000など)のPS4に起こりやすい現象です。
PS4を購入する際は出来る限り新品で新しめの型番のものを選ぶと良いでしょう。
事情があって中古品や旧型を選ぶ場合は「動作未確認」のものを避け、型番が新しめの商品を購入してください。
初期型のPS4にはよくある故障なので、どうしてもやむを得ず旧型のPS4を買うなら、修理に出すことも前提として購入しましょう。
・テレビとの接続に気を付ける
PS4とテレビを繋ぐ際の接続方法に気を配りましょう。
HDMIセレクターや分配器を介さず、同梱のHDMIケーブルを用いて直接テレビとPS4を繋いでください。
また、テレビの電源をタイマーで制御したり、自動で省電力モードになるパワーセーブ機能などはオフにしておけば更に安心です。
・起きなくても油断しない
ブルーライトデスは最初に発症しなくても、数日後に時間差で発症したり、数か月経過してから突然発症することもあります。
いつ発生するか、どんな状況で発生するかは明確にわかりませんので、初期型PS4ユーザーや中古品及びジャンク品PS4ユーザーはいつ発症してもいいように、バックアップはしっかりと取っておきましょう。
また、「突然電源が落ちる」「突然フリーズ」などの現象が起こった場合、ブルーライトデス発症前の前兆である可能性があります。
発生した場合は上記対処法を駆使して不具合なのか初期不良や故障なのかを見極めてみてください。
▼まとめ
初期型PS4によくある不具合であり、ある場所では「不治の病」とも称されてしまうブルーライトデス。
不具合での発生もありますが、大体は初期不良によって引き起こされるものとされています。
そのため、ジャンク品や中古品などで旧型のPS4を購入する際は、十分な検討の上で購入を行ってください。
ライター kanさん 20代 女性
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