PS4の型番の違いについて
PS4を購入、及び買い替えをする際に迷うことといえば、「型番」についてではないでしょうか。
旧型・新型、SUH-1000やSUH-2000など、いろいろ言い方はありますが、何がどう違うのか、そして買い替える際はどれを選んだらいいのか。
ここではそんな悩みに対して、型番ごとのPS4の違いについてを説明させて頂きます。
▼そもそも型番とは?
「型番」とは、「製品を識別する番号」であり、その製品の「モデル」を現す言葉です。
PS4という大きな括りの中の、細分化された種族名のことを型番というのです。
犬や猫の品種名みたいなものとお考えください。
・PS4の型番
そんなPS4の型番は、大まかに分けて
・CUH-1000番台
・CUH-2000番台
・CUH-7000番台
が存在します。
その中でも細かく型番が分かれますが、そちらはちょっとバージョンアップされた「マイナーチェンジ」版です。
大まかな分類は以上3種類になっていると認識しておけば大丈夫です。
それでは、PS4の型番、どのように違うのか一つ一つ紹介をしていきます。
特徴や仕様などを説明しますので、新品や中古品、ジャンク品を購入する際の参考にして頂けると幸いです。
▼CUH-1000番台
(画像引用元:https://www.jp.playstation.com/ps4/hardware/cuh1000ab01.html様)
CUH-1000番台は、主に「初期型」や「旧型」と呼ばれる型番です。
2013年にPS4が発売してから、2015年になるまで生産されていたものとなります。
マイナーチェンジは二度行われ、細かい型番は
・CUH-1000
・CUH-1100
・CUH-1200
となります。
更にそこへ本体容量を現す「AB(500GB)」「BB(1TB)」、本体カラーを現す「01(ジェットブラック)」「02(グレイシャーホワイト)」が付与されて一つの型番として表現されます。
限定版PS4だと更に型番に作品名などを示す文字が付与されることもあります(GOD EATER2 RAGE BURSTの限定版なら「GE」など)
上の画像のものは「CUH-1000」の「ジェットブラック」、「500GB」の製品ですので、型番は「CUH-1000AB01」になります。
・CUH-1000、CUH-1100
CUH-1000とCUH-1100は最も初期型のPS4と言えるでしょう。
特にCUH-1000は最初期の型なだけあって、まだまだ不完全な部分が非常に多い型番となっています。
エラーやバグが多く、不便な部分が目立ってしまいます。
本体の重量やサイズも大きく、重くて角ばっているのが特徴です。
容量は500GB固定で、現在生産中のPS4とほぼ変わりありません。
ただし、カラーバリエーションはジェットブラックのみとなっています。
(画像引用元:https://www.jp.playstation.com/ps4/hardware/cuh1000ab01.html様)
本体の電源やイジェクトに使用するボタンはタッチセンサー式で、人体の静電気に反応して起動するというものでした。
しかしこのタッチセンサーが非常に曲者であり、長時間本体を使用しすぎると帯電して誤作動を起こしてしまうこともあります。
その誤作動は通称「ピピピバグ」「ディスクイジェクトバグ」と呼ばれ、初期型PS4を使用するユーザーの中でも戦々恐々とされている不具合です。
他、「ブルーライトデス」などの初期型にしか発生しないバグもありますので、使用の際はある程度注意と覚悟が必要と言わざるを得ません。
尚、CUH-1100はCUH-1000のマイナーチェンジ版となります。
CUH-1000であったエラーやバグなどに若干の改善を加えたものとなっています。
基本的な仕様はほぼCUH-1000と同じと見なして構いません。
あとカラーバリエーションに「グレイシャーホワイト」が追加されました。
・CUH-1200
CUH-1100のバージョンアップ版です。
CUH-1100のスペックをそのままに、本体重量と消費電力が若干軽くなったものとなっています。
また、後述の物理ボタンの他、ディスクの強制排出に使用するネジの位置など、CUH-1000やCUH-1100とは少しばかり変更されたボディの仕様も存在します。
容量に1TB版が追加され、より沢山の容量を使用できるようになりました。
更にタッチセンサー式であった電源やイジェクトボタンが物理ボタンになったため、「ピピピバグ」や「ディスクイジェクトバグ」を起こさなくなりました。
致命的なバグが一つ無くなったので、中古やジャンク品の型落ちPS4を購入するならCUH-1200番台を購入するのが良いでしょう。
▼CUH-2000番台
2018年12月現在主流の型番です。
マイナーチェンジは2度行われており、細かい型番は
・CUH-2000
・CUH-2100
・CUH-2200
となっています。
更にそこへ本体容量を表す「AB(500GB)」「BB(1TB)」、本体カラーを表す「01(ジェットブラック)」「02(グレイシャーホワイト)」が付与されて一つの型番として表現されます。
限定版PS4だと更に型番に作品名などを示す文字が付与されることもあります(真・三國無双8の限定版なら「SM」など)
上の画像のものは「CUH-2100」の「グレイシャーホワイト」、「1TB」の「カリギュラ オーバードーズ」限定製品ですので、型番は「CUH-2100BB02/OD」になります。
・CUH-2000番台
CUH-2000版台は現在のPS4で主流となっている型番であり、最新の型番です。(2018年12月現在)
CUH-1200を基準に、更にバグやエラーの改善がされた基盤を使用しています。
CUH-1000にあったバグやエラーなどはかなり減り、快適に遊ぶことが可能になってきています。
外見も全体的にスリムになり、重量も軽く、大きめのノートパソコン程度の重量にまで軽量化しました。
細くなったため、専用の縦置きスタンド無しでは縦置きがしにくくなりましたが、横置きでもスリムなので問題は無いでしょう。
尚、外見のスリムさから「PS4 Slim」とも称されるようです。
仕様としてBluetoothにも対応しているため、Bluetoothで接続するマウスやキーボード、スピーカーなどの使用も可能となりました。
ただし、CUH-1000番台にはあった「光デジタル端子」がオミットされてしまったため、高性能なオーディオデバイスとの接続が出来なくなってしまいました。
軽量化と技術力の向上の結果、新品購入時の値段が若干下がったのも特徴です。
ちなみに、型番が三つあるもののスペックは大体同じです。
特筆するようなモデルチェンジ部分などはありません。
▼CUH-7000番台
PS4proとも呼ばれるPS4です。
基本はCUH-2000番台の性能ですが、より高い性能を付与されたPS4がこのCUH-7000番台の型番をつけられています。
マイナーチェンジは2度行われており、細かい型番は
・CUH-7000
・CUH-7100
・CUH-7200
となっています。
更にそこへ本体の容量を現す「BB(1TB)」「CB(2TB)」、本体のカラーを表す「01(ジェットブラック)」「02(グレイシャー・ホワイト)」が付与されて一つの型番として表現されます。
他にも特別版は型番が特別なものへと変化します。
上の画像のものは「CUH-7000」の「ジェットブラック」カラー、容量は「2TB」なので「CHU-7000BB01」ということになります。
・CUH-7000、CUH-7100
PS4の「ハイエンドモデル」とされ、より高性能なPS4です。
まず映像出力がフルHD出力から4K対応となりました。
そのため、テレビが4K対応で4K出力対応のゲームソフトをプレイすると、画質が4Kになりより美しいグラフィックを楽しむことが可能です。
4K対応でないゲームも4K相当に解像度をアップさせて出力してくれます。
しかし4K対応のブルーレイディスクは4Kになりません。
更に解像度も最低で720を要求されるようになったため、解像度があまり無い旧式のテレビではそもそも画像が映せない可能性があります。
外見もスペック相応に大きくなっており、CUH-2000番台の機体に更に一段増加したような外見をしています。
(画像引用元:https://www.jp.playstation.com/ps4/features/pro/様)
サイズも重さもCUH-2000番台より大きくなっている他、値段や消費電力、価格も上昇してしまっています。
尚、通常のPS4で選べた容量はこちらでは選べず、1TB固定となっています。
CUH-7100はCUH-7000のマイナーチェンジ版ですが、大した差はありません。
恐らく何らかの改善が入っていますが、ユーザーからはわかり得ないところなのでしょう。
・CUH-7200
CUH-7000番台の現行バージョンです。
スペック自体に変更はありませんが、機種カラー「ジェットブラック」時に限り、PS4における最大容量「2TB」が選べるようになりました。
勿論容量が上昇すると更に値段も高くなってしまいますが、使いきれないと思えるほどの容量は魅力的なものですね。
▼結局どの型番を選ぶべきか
PS4を新品及び中古品で新たに購入する際、通常のユーザーへ最もおすすめ出来る型番は
・CUH-1200
・CUH-2000番台
になります。
中古品でより安価なものを狙うなら、型落ちですが重大なバグが発生しない「CUH-1200」「CUH-2000」をおすすめします。
新品で購入するなら「CUH-2200」がおすすめです。
CUH-1200より前の型番は恐らく安価なものではありますが、あまりに古く、容量も500GB固定となって不便な部分が目立ちます。
何よりタッチセンサー式のスイッチが、ピピピバグ及びディスクイジェクトバグを引き起こす可能性があります。
ブルーライトデスなどの面倒な不具合が初期不良として発生しやすいということもマイナスポイントです。
よっぽど「何でもいいよ!」とならない限りはCUH-1200以前の型番購入は避けた方が良いでしょう。
PS4proであるCUH-7000番台は美しい映像が魅力的ですが、テレビスペック次第では映像出力すらできない場合があります。
更に本体の大きさと重量も大きめで、中古だろうと値段も相応に張ります。
「自分は絶対PS4proを買うぞ!」という時以外は手を付けない方が無難であると思います。
▼まとめ
以上、PS4の型番別特徴とおすすめのまとめとなります。
PS4を買い替えるなら、中古なら安価な型落ちである「CUH-1200」か「CUH-2000」を購入しておけば間違いはありません。
新品なら現行最新の型番である「CUH-2200」を購入すれば良いでしょう。
他の型番は気軽に購入するには向かないので、よく検討した上で購入を行ってください。
ライター kanさん 20代 女性
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