PS4と寒さの関係性について
PS4などのゲーム機はCPUなどが熱に弱い、本体が熱を持って熱暴走したりするということから、「暑さに弱い」ということはよく知られています。
では、寒さに対してはどうなのでしょうか。
今回はそんな疑問に答えるべく、「PS4と寒さ」についての関係性をまとめていきたいと思います。
▼PS4は寒さに対して弱いのか?
スマートフォンは寒さに弱く、一定の気温下では電池の減りが以上に早くなったり、最悪起動が出来ないということがあります。
筆者も冬は厳しい寒さに晒される地域に住んでいるのですが、冬の寝室に置いておいた愛用のスマートフォンが充電した筈なのに起動もしないということによく陥っています。
スマートフォン以外にも、精密機器というのは極端な温度変化に弱いものです。
それでは、不具合が多い精密機器代表のPS4はどうなのでしょうか。
結論から言ってしまうと、PS4は別段寒さに弱いわけではありません。
むしろ熱いよりも寒い方がしっかり動いてくれたりします。
熱くなった本体を周囲の気温が冷やしてくれますし、冷却ファンもあまり回す必要が無くなるからです。
しかし、いくらPS4が寒さに強い方だと言っても、問題はあります。
それは急激な温度変化によって発生する「結露」です。
以下、そのPS4の大敵「結露」となぜその存在が問題となるのかについて説明をします。
▼冬のPS4の大敵は「結露」
冬場、寒い部屋にPS4を保管している場合、ゲームをするのに暖房が効いた部屋に持ち込んでプレイすると思います。
すると、急激な温度変化のせいでゲーム機の本体表面にうっすらと水分がつくことがあるでしょう。
これが結露です。
結露は表面に付着もしますが、同様にゲーム機内部にも付着してしまいます。
ゲーム機内部の結露は危険なものです。
電化製品は結露したまま電源を入れてしまうと、内部の水分が作用して故障を引き起こす可能性があるのです。
それはPS4であろうと例外ではありません。
更に慢性的に結露が発生してしまうと、基盤や内部部品の腐食を引き起こすこともあるのです。
・熱い夏場も「結露」にご用心
結露の問題はなにも冬場だけではありません。
夏場に保冷材で急激に本体を冷やすことでも、本体内部に結露を発生させてしまうことがあります。
そのため、夏場の暑い日に本体を冷却する目的で保冷剤を使うことは、本体の故障の原因の一つを作ってしまうということで「悪手」であると言えます。
夏場の熱い日でPS4が心配でも、保冷材の使用は程々にした方が良いでしょう。
▼結露が発生してしまった場合の対処法
PS4本体に結露が発生してしまった場合、とりあえず表面の結露は乾いた布で拭けばどうにでもなります。
しかし、PS4内部に付着してしまった結露だけは拭いたり出来ないので、簡単に処理することは出来ません。
ここではそんな結露にどう対処したら良いのか、まとめていきます。
・放置
まず、寒い部屋から暖かい部屋にPS4を運んで来た場合、電源を入れずに放置してください。
しばらく待ってから、PS4を起動しましょう。
部屋の温度に馴染ませ、本体の発熱が原因の急激な温度変化による結露を防ぐためです。
すぐに遊びたい気分はわからないでもないですが、PS4をいたわるために我慢しましょう。
これは寒い冬にゲームハードを買ってきた際も同様です。
新しくゲームハードを購入し、持ち帰ってきた際も結露に注意して、暫し待ってからPS4を起動した方が良いです。
・先に室温を下げておく
逆に、室温を下げて温度差を出来るだけ無くすという方法もあります。
室温が若干低い方がPS4にとっても都合が良いので、こちらの方が良いかもしれません。
尚、温度はとにかく下げればよい、というわけでもありません。
PS4に内蔵されたCPUは熱さにも弱いのですが、寒さにも弱いのです。
CPUはおおよそ10℃あたりから70℃あたりが起動に適当な温度となります。
その辺りを基準として温度調整をしましょう。
流石に0℃以下に室温を下げてゲームをやろうとは思わないでしょうけど。
▼まとめ
熱さに弱いとはよく聞くPS4ですが、意外と寒さにも弱い方なのです。
デリケートなゲームハードなので、出来る限り温度差を廃して使用を行って下さい。
ライター kanさん 20代 女性
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